Wednesday, November 28, 2012

行動力とバランス



木乃実:ツアーコーディネーターになりたいな、と思っている時があった。
ひょんなことから、南アフリカの植林ツアーというのを、120人日本人のボランティアの人たちが来てやったの。
てんつくまんがやっている、「メイクザヘブン」っていう所が、ツアーをオーガナイズしたのね。
ポールが南アフリカの事をよく知っているから、南アフリカの友達がやっているFDFAっていうNGOと一緒に、
日本の人たちも一緒に木を植えたり、タウンシップっていうすごく貧しい子供達が住んでる所で、
学校でオーガニックの畑をパーマカルチャーで作ったりした。

それも、やらなくてもいいのかも知れないけど、まかされると全部きっちりやりたくなるの。
ものすごいエネルギーと時間を使って全部やるのね。

それはある意味自己満足でもあるのかもしれない。
完璧過ぎにやっちゃうところがね。
そういうのがクセになっているからね。
そういう意味では慣れてるから(メールの返事なんかも)パッと書けるのかもね。

VW:すごくスパッと答えが返ってくるなっていうイメージあるよね。

木乃実:どこかでわたしが先に行って、道を作って、後から来る人が通りやすいように。
そういう風にしたいってずっと思っていたの。
恋愛エッセイ書いていた時も、わたしはこんな失敗して、ってわたしの失敗ばかりいっぱい書いていたのね。
ちょっとはこんな事をしたら成功したよ、っていうのもあるけどね。

それを読んで、読んだ人が失敗しなかったらいいなとか、例えば失敗しても、
早く元気になったらいいなぁとか、そんな想いで書いていたからね。
根本的には、やっぱり人助けが好きなんだろうね。

人助けしすぎて、自分助けの所に、なかなかエネルギーが回って行かなかったと思う。正直言って。
最終的に、前の旦那さんが亡くなった時に、もう人助けだけにエネルギーを注ぐのはいいんじゃないか、
もうすこし自分のヘルプをする、という風にシフトしていったと思う。
どこかでほんとうにバランスをとってね。
自分の愛情のコップがもういっぱいになったら、溢れた分を人にあげましょうというところまでいったと思う。

No comments:

Post a Comment