Tuesday, December 11, 2012

仕事と生き方がひとつになっている今



木乃実:わたしは、やっぱり、土を触って、庭仕事をして、野菜とか種まきしたり、
野菜植え替えたりしているときが、一番 一番っていうか、一番っていうとね そういうときは、とても幸せ。
うん、一番じゃないかもしれないけどね。
とても、幸せ。
順番は、つけられないもんね。
幸せなときはとても幸せっていう状態で、そういうことをしていると、その状態が来る、みたいな感じよね。

この間も、いろんなことが重なって、自分で自分の仕事量を増やしちゃってね。
「あー、もう出来ない!」と思った時に、「とりあえず畑だ。」
畑に行って、土をいじっていたら、スーッと気持ちがよくなった。
畑が終わった後に、すっかり、自分が何にイライラしていたかさえ、忘れてしまったのね。

畑ではわたし、手袋をしないんだけどね。
やっぱり、土を触って感じることって、すごく大事だなぁって思う。
最近、土を触ると鬱病の鬱の状態が良くなるような、気持ちが軽くなるような成分が、
土から出てくるってことがわかったらしい。
ほんと、土を触ると元気になる。科学的にもそうなんだろうしね。

わたし達はどこかから、エネルギーを充電しているんだろうからね。
ポールも元気が無くなると「ちょっと掘ってくる」って、外へ行ってシャベル持って、穴掘りにいくから。(笑) それで元気になって帰ってくる。
やっぱり、穴掘りとか、土いじりとか、ほんと元気になるのよね。

VW:自分の仕事で元気になるっていいね。

そうだね。確かにそのとおりだね。 
自分を元気にしてくれる仕事っていいよね。
自分がやっていることが、仕事と生きてることと、全部一体になっているっていうのが、すごくいいなと思う。

前にOLしていた頃は、会社に行ってお仕事して、お給料もらって、そのお金でご飯を食べて、電気代払って、
っていう生活で、お仕事はお金のため。
まぁ、自己実現のためっていうのも、ちょっとはあったけど、でも、メインはお金かな。
お金がないと生きていけないって思ってたから。
なにか支払う為に働いて そういうサイクルの中にいると、苦しくなっちゃったのね。
どんどん、お金を払う時に嫌な気持ちになるわけよ。
あぁ、貯金が減っちゃうとかね。

自分でお金を払って、そのお金の代わりに何か物を買ったり、サービスを受けたり、ご飯を食べたりしているのに、お金が出て行くことが、すごく嫌になってくるの。
それは、たぶん、「お金を稼ぐことは大変だ」と思っていたからだと思うのね。
すごく大変な思いをして稼いだものが、すごく簡単に出て行っちゃうような気がした。
それが、精神的にとっても苦しかった時はある。

だけど、自分で食べ物を作っているとね。
例えば、朝、畑に行って、ほうれん草と大根菜と、こんなにワサワサ育っているから、
ザルいっぱいに採って、野菜炒めで食べようか、という世界になる。
すると、お店に行って買うことをしなくていいから、どんどん楽になるよね。
ここに来てから、お店に行って買う回数が、すごく減った。
三週間に一回、お店に行けばいい方かな。
買い物しないで暮らしていけるのが、理想。(笑)

VW:もう、けっこうやっているよね。

木乃実:そうだね、食べ物は、結構、近づいて来ている。
あと、エネルギーは、ソーラーね。
それで、なるべくお買い物しないで、暮らしていけるのがいいなって思う。
そうすると、お金必要だから、お金どっかで稼がきゃという思考回路から外れるでしょう。
そうすると、すごく楽になるよね。

やっぱりお金って ほとんどの人がそうだと思うんだけど、お金は欲しいんだけど、重荷、みたいなね。
たくさんあればあるほどいいんだけど、お金を得る為に、自分をものすごく削りながら
生きていかなくてはならないイメージが、わたしの中にはあった。

そうじゃなくて、好きなことして、幸せいっぱいで、お金じゃなくてもね、今これが欲しい、
これが必要だと思ったモノが、手に入ればいいわけじゃない?
「そこに、お金が介在しないと、モノは手に入らない」と、わたしは思っていたけれどね。

そうじゃないんだっていうことが、わかってきた。
例えば、「スコップがないな、スコップを買わなくちゃ。」と思うと、お金が必要だと思うでしょう?
でも「スコップあるといいなぁ。」と思った時に誰かがね、
「うちのスコップたくさんあるからもっていく?」って、一つくれたらお金はいらない、とかね。(笑)

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