Monday, December 10, 2012

パタゴニア的オフグリッドライフ




VW:今音が聞こえている水場から水を持って来て、それでバケツに移して、
もしくは溜めてある水からバケツに移して、その缶で水やり 大変な仕事です。

木乃実:そうよね。お水も最初は水場からバケツで持って来ていたから、水やりも苦労だったのね。
太陽が出ると、「あぁ、水やり大変だぁ」って思っていた。
池を掘ればいいと、水を溜めたら、だいぶ水やりは楽になった。

水道を引いてないからね、蛇口からジャー、っていうのがないからね。
自分たちが一日に何リットル飲んで、スープ作ったり、ご飯作ったりするのか… だいたい一日8リットル
なんだけど… そういうのがわかってくるのね。
お皿洗いをするときも、川の水を使っていたんだけど、そうすると大変だから。
ある日、バケツを外に置いておいたら、屋根から雨が落ちて溜まった。

VW:ちょっと行ってみようか。

木乃実:うん、行ってみようか。

VW:お水はこの柵を越えて向こう側の水場に行くんです。森の中です。
それで、雨水は

木乃実:ある日バケツを外に置いておいたらね、雨が一晩降って、バケツがいっぱいになっていたのね。
あっ、こうすればいいんじゃない?と思って
これが皿洗い、顔洗い、 手洗い用のお水になりました。

VW:ここ手洗いで、このお水で、わたし達はお皿を濯いだりしています。

木乃実:中に入ってキッチンをみる?
外キッチン。
これが、わたし達の流し台。
これは、みかさんが言っていたけど、明治のおばあちゃんがやるのと同じやり方です。
たらいにお水を入れて洗ったら、外へ出して、お水を捨てて、きれいなお水を持って来て、濯いであげる、という、明治のやり方です。

VW:もちろん、冷蔵庫なんかはありません。

木乃実:冷蔵庫は、ありません。でも、日陰に置いておくと、だいたいモノは腐らないね。
冷蔵庫がないから、食べ残ししない生活にもなったね。
まぁ、もともとそんなに食べ残す人でもないけど。
たくさん作って、なくなるまで食べてね。

お肉は食べないし、お魚があるときは、要るだけ買って、サッと焼いて食べる。
冷蔵庫が必要で保存するものっていうのは、ないかもね。
牛乳も、飲まないしね。
チーズたまに食べるけど、ペーパータオルに包んで、タッパーに入れて置くと、
一週間か、十日くらい保つんじゃないかな。
卵は友だちのファームで放し飼いの卵を買うんだけど、それも、戸棚の中は日陰で、結構気温が低いから、
その中に入れておいたら十日か一週間くらい、楽に保つと思う。

戸棚も、外からの空気が出入りするようになっているから。
アースバッグって土を袋に詰めているから… 土は呼吸をするじゃない? 
戸棚の中の温度を測ったけど、11度か12度くらいだった。
戸棚の外はね、ストーブを焚いているから暖かいんだけど、戸棚の中はいつも同じ気温。

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